李 聖守（Lee Sungsoo）

コーチインタビュー

コーチの想い

• あなたのビジョンは何ですか？（目指している方向性、創りたい世界観）

  ”本当の自分で生き、人生を100％楽しめている世界”
  
  本当の自分で生き、人生を100％楽しんで生きている。そんな大人や子供に溢れる世界を創ることが私のライフミッションです。
  
  言い換えれば、周りの人や世間の価値基準に沿って選択・行動してしまい、生きる喜びや楽しさ、エネルギーを失いがちな現代を生きる人たちが、それらを取り戻そうと歩み出した時の希望でありたいと思っています。

  そのビジョンや想いができた背景は何ですか？

  私のアイデンティティが深く関わっていると思います。
  私は、大阪生まれ大阪育ちの在日コリアン3世です。韓国には一度も行ったことのない韓国籍です。
  （私はなぜ、こんな存在なんだろう？）
  
  物心ついたころから、純粋な日本人でも韓国人でもない、自分の置かれたこの特殊な境遇に不思議さを感じて生きてきました。
  特に、いつの間にか持つようになった感覚のひとつに、”本名を明かしてはいけない”というものがあります。
  誰かから教わった教えでもないのですが、学校や病院など、誰か人前で名前を明かすとき、とてつもない抵抗を覚えるのです。
  本名を明かそうとすれば、まるで汚いものを見るかのような視線を感じてしまい、息が浅くなりました。
  そうして、つい偽名を使ってしまったり、自分のことは多くを語らない癖が、気付けば自然とできあがっていました。
  でももう、そうはしたくないのです。
  本当は、本当の自分で生きたいのです。両親から授かり、多くの豊かな記憶が刻まれたこの名前を、私は本当は愛しています。
  
  ”本当の自分で生き、人生を100％楽しんで生きている”。
  この私のライフミッションは、「本当は、本当の自分で生きたい！」と魂が叫んだ、この時の思いから由来しています。

  コーチングをする上で、最も大事にしている価値観や信念は何ですか？

  「答はクライアント様の中にある」ということです。
  コーチがクライアント様に何かを「押し付ける」でもなく、クライアント様の何かを「なおす」でもない。そうではなく、“そのクライアント様“の質感やニュアンスを大切にしています。話された言葉が同じでも、人によってその表しているものは微妙に千差万別で、しかし全く異なります。
  コーチングにおける本質的な変化は、クライアント様の中にあるものを「自分のこととして認識できた瞬間」に起きると思っています。
  コーチとクライアント様との交流を通して、クライアント様自身が、自分自身の唯一無二を経験し尽くすからこそ、自ら気付きを得、進化を遂げていく。
  コーチはそのための“伴走者“である、ということを大切にしています。