プロフィール

伊江 昌子
プロフェッショナルコーチプラン

伊江 昌子(Ie Akiko)

私は2つの特性を活かしたコーチングを提供します。
①人の創造性にアプローチする「現役プロデューサー」
②ビジネス/ソーシャル領域の両方を経験している「コーチ」
です。
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① 人の創造性にアプローチする「現役プロデューサー」ってどういうことですか?

新卒でテレビ東京に入社し、コンサートやお芝居などをビジネスとして手掛けました。その後ベンチャー企業を経て独立し、プロデューサーとしてテレビ番組や音楽コンテンツ、書籍などを手掛けてきました。現在もNHK教育テレビで放送中の「Eテレ0655」「Eテレ2355」「自由研究55」などをプロデュースしています。

最初のキャリアを選んだ時からずっと、”人が新しいものを生み出す過程” に強く魅了されてきました。「人間の創造性」への興味から、たくさんのアーティストやクリエイターと仕事をする機会に恵まれてきたのです。しかし、「プロデューサー」という役割は主にヒト・モノ・カネ・法律など、現実世界のビジネス領域をマネジメントする仕事です。実際に、グロービスで学んだ経営に関する知識や、「音楽著作権管理者養成講座」など実務的な学びが力を発揮する世界で、プロジェクトマネージャーとしてのキャリアを積み重ねていきました。実務的な課題解決能力や、チームをマネジメントする力を向上させつつも、”人がどうすれば創造性を発揮できるのか?” という問いには明確な答えがないまま十数年の月日が経ちました。

転機となったのは2017年に出会った「U理論」(マサチューセッツ工科大学のオットー・シャーマー博士他が研究・提唱)と「プロセス指向心理学」(アーノルド・ミンデル博士はじめ多数の実践家により研究)です。ずっと知りたいと思っていた「創造の源泉」へのアプローチが学術的・臨床的に研究され、理論化されていることに衝撃を受けました。そして、この学びをもっと深めたい!と、英語もままならない中、オックスフォードで開催されたプログラムに飛び込み、国内外で数々のワークショップやセミナーに参加する日々を送り、そこで得た知見を個人やチーム、組織にも応用し、実験してゆきました。
”人がどうすれば創造性を発揮できるのか?” という問いに対し、現場で培った実践知と、学びによる形式知が統合され、自分なりの形ができ、クライアントにも提供できるレベルになってきたと考えています。場づくりやコミュニケーション、そして一人ひとりの内面に意識を向ける過程を大切に扱うことで、既存の延長ではない創造的なソリューションが生み出される過程を何度も経験してきました。
わたしたちはみな、自分を生き、使命を知り、唯一無二の存在として、他者に貢献できる人間でありたいと心から願い、日々歩んでいます。しかし、現実との矛盾をもはや見過ごせないと感じたとき、新たな未来の可能性を無視できなくなったとき、人生の踊り場での探究が始まります。転職・キャリアチェンジや新規事業の立ち上げ、ライフイベントによる人生の軸の見直しなど、変化のタイミングで、新しい自分に出会いたい方を全力でサポートします。

② ビジネス/ソーシャル領域の両方を経験している「コーチ」ってどういうことですか?

プロデューサー業務と並行し、2019年より「一般社団法人ティーチャーズ・イニシアティブ」の事務局長としておよそ二年半のキャリアを積みました。主に小・中・高校・特別支援学校などに勤務する学校の先生方を支援する非営利の法人です。私は年間50日を超える出張で数百人を超える現場の先生方、自治体の教育長や指導主事の先生方、私学の校長先生や管理職の先生方と出会い、研修を通じた公式・非公式の対話を繰り返しました。折りしも、コロナ禍の中、突然スタートした教育のデジタル推進(ギガスクール構想)に直面。休校によるしわよせや、相次ぐルール変更で混乱し戸惑う先生方や保護者の苦悩の声も聞き、刻一刻と変わりゆく状況のなか研修やオンライン対話会を通じたサポートを行なっていきました。オンライン研修の開発とファシリテーションに携わった時間は1年で1000時間を超え、40以上のセミナー・研修を実施しました。

初めてのソーシャル領域では、過去に培ってきたビジネスの知見やことばが通用しない失敗も数多く経験しました。ソーシャル領域での経営は、目の前の数字やプロジェクトの完遂だけを目的とせず、「実現したい未来・社会・世界」を描き、そこに共鳴してくれる市民のリソースを巻き込みながら事業を展開していきます。歴史的な経緯や社会の構造変化も大局的に見据えながら5年、10年、20年とロングスパンで教育の未来をデザインすることが求められます。同時に、目の前にいるチェンジメーカーの先生たちに寄り添い、その小さな声を社会に届け、変化を促していくのです。「鳥の目・アリの目」の両方が必要な仕事でした。持続可能な事業を構築し、社会的なインパクトをもたらすこと・・・目から鱗が落ちる体験を何度も繰り返し、試行錯誤の連続でした。そして、多くのソーシャルセクターの仲間ができ、対話し、時には助けてもらう機会に恵まれ、自分が知らなかった多くの社会課題があることを知りました。

グローバルな潮流として、ソーシャルセクターとのパラレルキャリアやボランティアとしての参加を模索するビジネスパースンは増えつつあると思います。同時に、ソーシャルセクターならではのやりがいと厳しい現実とのギャップを前に、立ちすくんでしまう方も多いのではないかと思います。「世界に貢献したい」という誰しもが持つ根源的な欲求と経済的にも精神的にも持続可能な人生をどのように構築していくのかは、長いキャリアを歩むビジネスパースンにとって大きなジレンマであり、可能性でもあると考えています。そのジレンマの中にこそ、人生を創造する素晴らしいエネルギーが待っています。コーチングを通じて、あなたの深い願いに触れ、より良い人生を送るサポートをしたいと願っています。


経歴(サマリ)
プロデューサー、ファシリテーター、株式会社オン・ダイアローグ代表取締役
13歳まで鹿児島市で、その後福岡県久留米市で育つ。
早稲田大学商学部卒業後、株式会社テレビ東京に入社。コンサート、舞台などのプロデュースを手掛ける。2006年ファンドによるコンテンツ投資を実施する株式会社シンクを経て、2009年独立。2011年よりNHK教育テレビにて「Eテレ0655」「Eテレ2355」「自由研究55」などの番組を12年以上にわたりプロデュースしている。2015年 株式会社オン・ダイアローグ設立、代表取締役。2019年からはソーシャル領域にも活動を広げ、一般社団法人ティーチャーズ・イニシアティブの事務局長として研修開発やファシリテーションを実施。
■著書
「この先を生む人」(さくら社)共著:教育イノベーションに挑む教員のドキュメンタリー

【キャリアを支えるバックボーン(中核となる資格や学び等)】
●国際コーチング連盟 ICF ACTP accredited Process Oriented Executive and Systems Coaching Program 終了
●アンダーザライトヨガスクール ティーチャープログラム修了
(全米ヨガアライアンス200時間ティーチャートレーニング修了・申請中)
●アンダーザライトヨガスクールシニアヨガ指導者養成 16時間コース修了
●準認定ファンドレイザー
●Presensing Institute Intensive Program 修了(U理論)
●ProcessWork Institute Winter Intensive 2022 100hours training 修了 (プロセス指向心理学)
●ビジョンインテグレーションアプローチ養成講座応用コース修了
●チェンジ・エージェント・アカデミー第8期「社会課題解決のためのシステム思考」修了
●日本音楽著作権協会 音楽著作権管理者養成講座修了
●グロービス経営大学院単科12科目修了(会計、ファイナンス、HR、マーケティング、経営戦略、クリティカルシンキング他)

【趣味】
読書(ドキュメンタリー、科学書など)、ベランダガーデンニング、ヨガ、瞑想、ダイエットによる自己改善、猫、お酒に合う肴づくり

【色々なアセスメントの結果】
■ストレングス
・ストレングスファインダー:「アレンジ」「内省」「ポジティブ」「調和性」「運命志向」
「人間関係構築力」 :チームを団結させる強力な人間関係を構築するのに役立つ資質に強みがある。
・ビルダー・プロファイル10(起業家としての才能) 「委託者」「独立性」「自信」「知識」

■パーソナリティ
・エゴグラム:「クールな気遣い家」合理的な判断力と人当たりの良さを兼ね備え、縁の下の力持ちとして活躍するタイプです。(https://egogram.zapass.co/egograms/cool-kizukaiya/cd6303e8-7bd4-4ac5-831f-4b5057c7ab3a)

・MBTI:ISFP(外向感覚を伴った 内向感情タイプ)
遠慮深く、もの静か、人の気持ちを察し、人当たりがやわらかい。自分の周りで起きていること、その瞬間、瞬間を楽しむが、自分の安心する居場所があることを好み、自分のタイムフレームで仕事することを好む。自分の価値観や自分にとって大切な人に、忠実で献身的である。不和や衝突を避け、自分の意見や価値観を他者に押し付けず支援に回る。

■ライフイベントと現在の関心
離婚と2度の結婚を経験。自身の人間関係のパターンに気づいたことで両親との関係性について再考し、7日間の心理療法「内観」を10年間で4度経験。内省と自己探究の結果、現在では両親とも円満な関係を築き直す。幸せな2度目の結婚生活を送りながらも二年間の不妊治療を経て「子どもがいない人生」の意味について悶々とした日々を送る。このことをきっかけに生物学的な性とは異なる社会的な役割としての女性性(ジェンダー)の領域にも関心を持ち、探求中。

よく担当するクライアントの年齢層

  • 35 - 44
  • 45 - 54

コーチインタビュー

コーチの想い

  • あなたのビジョンは何ですか?(目指している方向性、創りたい世界観)

    クライエントの全人格を大切にしたコーチングを行いたいです。たとえば、テーマが「ビジネス」や「マネジメント」といったピンポイントなものだったとしても、その方の大切にしている価値観が何か、人生において真になりたい姿は何なのかという全体像からアプローチすることを心がけています。また、その方がご自身で「弱み」「痛み」「モヤモヤ」「欠点」と認識されている箇所にこそ、真に望む世界や目指したい方向性への種が隠れていると考えています。一見ネガティブに見える事柄から人が学び、成長していくプロセスに伴走できるコーチでありたいと思います。

    そのビジョンや想いができた背景は何ですか?

    「能力が足りない」「努力が足りない」「もっとやらなきゃ」・・・そんなふうに自分で自分を批判する声に向き合う過程をわたし自身が長く過ごしてきました。その声は自分を鼓舞してくれるものであり、成長する上で役に立つときもあります。しかし、同時にあまりに大きすぎる自己批判の声は、本当の願いやなりたい姿をかき消して、見えづらくしてしまうこともあるようです。自分1人だけで自己批判の声に気付き、正面から向き合うことはなかなか難しく、わたし自身もカウンセリングやコーチの力を借りながらネガティブな自分自身を認め、少しずつ統合してきました。自ら進んでコーチングを受けられる方は、その高い理想ゆえに自分に厳しい方が多いかもしれません。そのような志の高い方だからこそ、批判の声の根源にある真の願いをしっかりと聞き届けた時に、前進するパワーを得られるのだと確信しています。

    コーチングをする上で、最も大事にしている価値観や信念は何ですか?

    ・クライエント(以下CL.)との対話を通じて、CL.を取り巻く組織・システムおよび社会構造や歴史までも視野に入れてCL.に気づきと洞察がもたらされるようにすること。
    ・侵襲的でなく、CL.に寄り添うこと。
    ・身体的な動きや、見えているビジョン、声のトーンなどにも注意を払い、CL.の言葉の奥にある真の願いとおそれにも耳を傾けること。
    ・CL.のクリエイティビティの現れをサポートすること。

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実績

コーチ経験年数

1

累積クライアント人数

30

総セッション時間

120 時間

コーチングセッションの進め方

  • ①お互いを知るための自己紹介を行います。 
  • ②コーチングで扱いたいテーマと当日のゴールを設定します。
  • ③「問い」を使いながら、クライエントが本当に望むことと、そこへ向かうことを止めている恐れや痛みを明らかにします。
  • ④どのようにすればその恐れや痛みと向き合い、超えることができそうかを共に探求します。
  • ⑤セッションで得られた洞察を確認すると共に、当初のゴールイメージに何らかの変化があったかもお互いにチェックします。
  • ⑥次のステップへのアクションを設定します。

コーチング資格 / 学習歴

  • ICF ACTP accredited Process Oriented Executive and Systems Coaching Program (ICF ACTP 認定のGCI101~GCI103(プロセス指向エグゼクティブ&システム・コーチング・プログラム)の認定要件129時間のトレーニングを完了)

セッションが調整しやすい時間帯

平日
早朝(7〜9)
午前(9〜12)
午後(12〜19)
夜(19〜23) × ×

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