浅古 尚子（Asako Naoko）

「ひとりひとりが自分の人生を、仕事を、手元で愛せるようになること」が私のミッションです。皆さんがどんな物語を生きてきたのか、そして生きていきたいのかを一緒に探究していきましょう。
　私がコーチングと出会ったのは、リクルートでマネジャー職についたタイミングです。なんと会社がコーチをつけてくれたのです！その際、コーチは、ビジネス上の目標だけでなく、私の人生の目的、価値観を掘り起こしてくれました。実は、メンバー支援のためにキャリアコンサルタントの資格は取得していましたが、人として豊かに生きるためのこんなサポート方法があるのか、と目から鱗が落ちた瞬間を覚えています。その後、結婚、出産、親の難病発症、夫の単身赴任、流産など、さまざまなライフイベントがあり、自信を完全に失いそうになった日もありましたが、そうした経験を通じて、自分を愛して人を愛する視点が深まったように思います。現在はリクルートを卒業し、フリーランスとして企業の人材・組織開発プログラムの導入をプロデュース、コーチング、親子の育ち合い支援など、「人やチームが育っていく」プロセスに関わっています。

【よくご依頼いただくテーマ】
・ビジネスリーダーシップ（リーダーシップ・マネジメントの質向上）
・ワーキングペアレントの葛藤（ワークとライフ）
・育休中のライフキャリア設計
・ありたい自分、自分の可能性の探究

【コーチとしてのリソースとなる原体験】
①転職→トップ営業としてバリバリお仕事
大学院卒業後、希望していた出版社に就職するも、1年１１ヶ月で転職を決意。「何をやるか」で選んだ就職先でしたが、「どんな人とやるか」のほうが自分が成長できると体感したためです。その後、リクルートのブライダル部門に採用され、営業組織にて大手クライアントを任されますが、なかなか成果が出ず、自分は営業に向いていないと落ち込む日もありました。が、途中で「これは、大学でやっていたことと同じ」と気づき、フィールドワークでクライアントの課題を見出すことに成功。トップ営業として、またリーダー職を任されるようになりました。

＜主な経験＞
・B2B営業
・新規媒体立ち上げ
・CLニーズに応えた新規商品開発で、イノベーションポイント
・関西へ転勤　リーダー職（メンバー４名）
・月間表彰、Q表彰など複数回
・ナレッジマネジメントシニア部門　最優秀賞　など

②マネジメントの葛藤、組織のミッションと個性の活かし方
30歳でマネジャー職につきました。当時のメンバーはとても個性的なことに加えて、3年有期を前提とした契約社員も多くいらっしゃったので、その先のその人らしいキャリアにどうつながるかを強く意識するように。チャレンジだったのは、東名阪の３エリアに加えて北陸も任されたため、毎日自分がどこにいるのかわからないくらい日々拠点を転々としたこと。あわせて、メンバーが物理的に離れている中で、ワンチームとしてどう成果を達成していくか、ということでした。Mission、Vision、Valueを参加型でつくるなど奮闘しました。数字としての成果達成はもちろんのこと、メンバーの成長がマーケットの成長につながるのだという信念で取り組みました。

＜主な経験＞
・営業組織２０名のメンバーマネジメント
・メンバーの能力開発（成長課題設定、支援）
・リーダー兼務でのマネジメント（プレイイングマネジャー）
・リモート組織づくり

③ワークライフバランスの葛藤
第一子出産後、初めての部署・職種で復職。このタイミングで父の余命宣告がありました。土日問わず問い合わせの電話が鳴る中で、キッチンで気を失って倒れるくらいぎりぎりで働き、夫と保育園のサポートのおかげでなんとか毎日娘が生きている・・・私も生きている、といった毎日を過ごしていました。数々の工夫、優先順位づけ、夫婦の対話を行いました。余命少しの父の時間をとることができずに見送ることになり、こればかりは後悔しています。

＜主な経験＞
・フルタイムでの職場復帰
・初めての部署（営業→経営企画）職種（企画研究職）での再スタート
・病気がちな娘（復職１ヶ月で肺炎で入院など）と仕事の両立
・一緒にいる時間が少ない家族との関係性模索

③フリーランスのキャリア自律
流産を経て、単身赴任の夫の元に長女をつれて引っ越すことを決意。同時にリクルートを卒業しました。すぐに次女を授かり嬉しいのも束の間、ひどいつわりで決まっていた仕事を辞退。そこからが大変でした。こだわって長女を保育園ではなく、週４で１４：００までの園に通わせてしまったがゆえに、物理的な子育ての負担が私ひとりにのしかかることに。もちろん私の収入ゼロなので、これまでのような贅沢はできず、貯金残高が減っていくのをただ眺めて、社会とのつながりを感じられず半分鬱のような精神状態に。短い時間でできるやりがいのある仕事を探すもなかなかうまくいかず、かわいい盛りの次女がうらめしく思えたことも。私が仕事をはじめたと知った幼稚園の先生から「そのせいで長女が不安定」と言われて涙。ただ、「自ら機会をつくり、機会から自らを変えよ」がモットーなので、とにかく色々チャレンジはしました。その中で、コーチングの学びと出会い、現在メインとなる企業向け1on1導入プログラムの策定と導入・研修講師の分野を見出しました。

＜主な経験＞
・独立への葛藤　「専業主婦になるの？」「もったいなくない？」など
・長女保育園→幼稚園（週４預かりなし・お弁当）の母、幼稚園母コミュニティ
・リクルート出身がゆえに求める仕事のバーが上がってしまい葛藤
・NPOの理事として、親子の育ち合いサロンの立ち上げ・実施
・学童指導員として低学年の子どもたちと過ごす
・大学でのキャリアコンサルタント　1日平均８人くらい強み出し！
・自治体キャリア教育プログラム策定　
・一部上場企業から中小企業に至るまでの1on1の導入支援
・中小企業のエグゼクティブコーチング