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シンプルに言うと、「自然体で生きる。それが当たり前になっていくこと」です。
自分を大きく見せたり、小さくしたり。攻撃的になったり、自分を守ったり。本音や個性を隠したり。心で感じず、頭で考えたり。そんなとき、「本当はそんな自分ではいたくない、不自然な自分になっている」と、僕は思います。
大きくも小さくも見せず、ひとの目を気にせず、安心して自然体の自分でいる。すると、大事にしたいことを、大事にしようとする。やりたいと思ったら、すっとやれる。ゆっくりしたいと思ったら、焦ることなくゆっくりできる。
そんな自然体な人たちでつくっていくものや、事業、人間関係、社会には、個性による創造や、思いやりにあふれたものになっていくと思っています。
様々な経験や、誰かの関わりや言葉からの気づきの積み重ねを経て思っていることですが、ここではひとつだけ挙げさせてもらいます。
SHIFT in Denmark というプログラムで、コペンハーゲンでスモールビジネスを営む経営者を訪問したときのことです。
当時の僕は、スタートアップのNo.2として「意義あることだから」と、事業を持続的なものにしていくためにがんばっていました。トップと意見の違いで感情的になることがあったり、トップも数字のプレッシャーの中で疲弊しながらやっていました。
そんな背景の中で、デンマークの経営者に「あなたは悩んだり、上手くいかないとき、どうしてるの?」と質問をしました。すると、彼は「”たかが仕事だ”と思うようにしてる」と答えたのです。
僕たちは「仕事は人生。人生を賭してやっているし、”経営者として、そうあるべき”くらいに思っているのに、経営者が”たかが仕事”だって!?」という、とても意外なものとして聴こえました。
でも、確かに「たかが仕事だ」と思ってみると、ふっと力が抜けて「イライラしたり、疲弊したり、なりたくない自分になってまで、優先してやらないといけないことなのか?」と、俯瞰的に内省をすることができました。
「意義あることをせねば」「経営者とはかくあるべきだ」など、思い込みによって、「ありたくない不自然な姿になっている」と思い至る出来事でした。
「人はもともと自由である」ということです。
私たちは、人間社会の中で生きていくために「〇〇でなければいけない」といった考えをもち、「したい」より「しなきゃ」で選択していることがたくさんあります。「したくない」ことなのに、しているときもあります。それをつづけて「そういうものだ」と慣れてきて、「したい」ことがわからなくなりもします。
でも、「〇〇でなければいけない」という絶対的事実はなく、それは「思い込み」。それに従って選択をしている自分がいるだけ。従う自由も、従わない自由もある。僕たちは常に自分で選択する自由がある。そんなふうに思っています。
自由であるという前提に立つと、思い込みを脇に置いて、「本当はどうしたいの?「本当はどんな自分でいたいの?」「自然体の自分はどんな人なの?」という問いが、自然と生まれるのかもしれません。
平日 | 土 | 日 | |
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